知らないと命を落とす!?海・山で出遭う危険生物【虫よけ対策も】
外出自粛も一先ず解かれ、本格的にキャンプや登山に行き始めている方も多いのではないでしょうか。
今回はアウトドアで注意したい危険な生き物を
応急処置の方法も合わせて紹介したいと思います。
また虫よけアイデアについても見ていきましょう。
知らないと命を落とす!?海・山で出遭う危険生物
夏になると人だけでなく生き物も活発になります😓
海と山に分けて代表的な危険生物について見ていきましょう。
※ 以下Wikipediaより部分的に引用
海編
浅い海の岩礁、サンゴ礁、砂礫底に生息するとされているが、日本でも全国的に目撃されている。小型だが唾液および筋肉・体表に猛毒のテトロドトキシンを含むことで知られ、危険なタコとされる。
海底をゆっくり這っており、触れたり噛まれたりしないように要注意。
応急処置は、ポイズンリムーバーで毒を吸引し、毒がまわらないよう大人しくして救急車を呼びましょう。噛まれたら助けを呼び即病院へ。
日本では本州の太平洋湾岸でよく見られる。
海中に浮かんでいたり、波打ち際に打ち上げられたりもする。
死んでいても発射される毒針に注意。
触手に強力な毒を持っているため、一度刺されると強烈な電撃を受けたかのような激痛が走り、時には強いアナフィラキシー(アレルギー反応の一種)で、死に至る危険がある。
応急処置は患部を45°C 程度の湯に浸すか、氷で冷やすかの二通りがある。触手は素手で取らないように注意。
日本では本州の太平洋湾岸でよく見られる。
体表面には多数の有毒の棘が生えており、これがヒトの皮膚に刺さると毒素によって激しい痛みを感じ、アナフィラキシーショックによって重症に陥ることがあり、最悪の場合、死に至ることがある。
応急処置は、ポイズンリムーバーで血液を吸引し、後に温湿布で患部を温める。
日本全土の沿岸域に見られる。
尾の長い棘には毒腺があり、刺されると激痛に襲われる。数週間も痛みが続いたり、アナフィラキシーショックにより死亡することもある。
応急処置は、毒を絞り、患部を水または湯で洗い流した後、早急に病院で治療を受ける。
日本では、太平洋側では主に房総半島以南、日本海側では主に能登半島以南など、黒潮や対馬暖流などの暖流の影響の強い地域に見られる。サンゴ礁の周辺や砂浜など人目につく場所にいることが多い。多数の種類がいるが、猛毒のものもいるので注意。
毒銛の先端は鋭くとがっていて容易に抜けないように逆トゲまで備わっている。
応急処置は、ポイズンリムーバーで血液を吸引後、即病院へ。
山編
-
マダニ
野生動物が生息する環境にいることが多い。
刺咬後2~3週間以内に、発熱、頭痛、筋肉痛、倦怠感、消化器症状など、インフルエンザを連想させるような初期症状が出る。感染症を引き起こし死に至ることもあります。
応急処置は、マダニを取り除き、病院へ。刺口が皮膚の中に残ることがあるので、無理に引き剥がさず、出来れば病院で切除してもらいましょう。
-
ブヨ(ブユ)
夏場は気温の低い朝夕に発生し、昼間はあまり活動しない。ただし曇りや雨など湿気が高く日射や気温が低い時は時間に関係なく活動する。
刺されると患部が通常の2~3倍ほどに赤く膨れ上がり激しい痒みや疼痛、発熱の症状が1~2週間程現れる。
応急処置は、ポイズンリムーバーで血液を吸引後、ステロイド系の塗り薬を塗る。
スズメバチは凶暴かつ好戦的で積極的に刺してくることも多い。
刺されると激しい痛みや免疫系の混乱によるアナフィラキシーショックなどを引き起こす。
応急処置は、ポイズンリムーバーで血液を吸引後、流水で傷口の毒を洗い流し、病院へ。
日本では岩手・秋田県以南の本州から四国、九州に分布する。また周辺島嶼では佐渡島、金華山、淡路島、それに屋久島が知られる。
吸血の際は、まず先端側の吸盤にある口の中の顎によって皮膚を食い破り、血液凝固を阻害するヒルジンという成分を注入する。
応急処置は、アルコールや酢、塩をかけたり、火を近づけてヒルを落とし、化膿止めをする。
-
ヘビ
中央に黒い斑点のある俗に銭型とも呼ばれる楕円形の斑紋が入っている。
咬傷を受けると局所の疼痛、腫脹がおきる。局所の疼痛はしばらくすると収まるが、腫脹により神経が圧迫されることで腫脹部全体の疼痛が発生する。急性腎不全、重篤な場合は、呼吸不全をひき起こす。
応急処置は、素人による切開・毒素の吸引は行わず、咬まれた時の時間や状況は説明出来るように必ず覚えておく必要がある。速やかに処置可能な医療機関でマムシ抗毒素血清投与などの治療を受ける。
-
ガ(イラガ・チャドクガ)
イラガは、脚が短くずんぐりした体に多くの棘を持ち、触れるとハチに刺されたような鋭い痛みを生じる。皮膚に水疱状の炎症を生じ、鋭い痛みの症状は1時間程度、かゆみは1週間程度続くことがある。
応急処置は、すぐに流水で毒液と棘を洗い流し、棘が残っていれば粘着テープなどで除去する。その後、市販の虫刺されの治療薬を塗るとよい。症状が酷い場合や目に入った場合には、医師の治療を受ける。
チャドクガは、0.1mmほどの毒針毛をもち、接触や飛散で皮膚や粘膜に付着すると、炎症をおこして痒くなる。2度目以降アレルギー反応を引き起こす。
応急処置は、毒針毛をガムテープを貼って丁寧に除去したら、流水で時間をかけて洗い流し、ステロイド外用薬・抗ヒスタミン薬軟膏の処方を受け塗る。
チャドクガの毒成分は、たんぱく質で熱に弱いので、衣服は50℃以上のお湯で洗濯したり、スチームアイロンをかけること。
-
ムカデ
大型のオオムカデ類に噛まれるとかなり痛むが、人命に係る被害や続発症はほとんど無い。しかし子供やアナフィラキシーショックを発症する体質にある方への危険性が高い。
応急処置は、患部に異物が残っていればこれを除去して毒を絞り出し、患部を水道水で洗浄した後、抗ヒスタミン剤を塗布する。
危険を感じると尾部から強い酸臭のある液体を噴射する。この液体は刺激が強く、目に入ると大変な痛みを感じ、炎症を起こす。
後方だけでなく上方にも噴射できるので、むやみに手で抑えつけたり顔を近づけたりしないよう注意が必要である。
また腹部から噴射される分泌物は皮膚炎を引き起こすことがある。
応急処置は、幹部の毒を洗い流し、消毒をする。
以上が海・山で見かける代表的な危険生物です。
山の生き物の場合はそもそもの予防をしておくことで、未然に危険から身を守ることもできます。
百円均一でも便利なグッズがたくさん発売されています。
キャンプ等で使えそうな商品やアイデアを以下に紹介してみたいと思います。
虫よけアイデア5選
-
2ルームテントの使用
2ルームテントを使用することで、リビング部分全体が蚊帳の役割をしてくれるため、蚊やアブなどの虫の侵入を防ぐことができます。ムカデなどの地面を這う虫は完璧にシャットアウトすることは難しいですが、ムカデの嫌うハッカ油等のスプレーをテント周りにまいて結界を作っておくと良いですよ。
ちなみに最近筆者が購入したこちらのスプレー、とても効きましたのでおすすめします。マダニがたくさんいたのですが、一か所も刺されませんでした😊
日本の夏は蚊取り線香ですよね。
アウトドア用の効力の強い蚊取り線香も発売されていますので、それをサイトの4隅に置いておくと効果的です。
こちらの森林香はキャンパーさんの中でも愛用者が多いですよ。
お子さんがいる場合は危険ですので、蓋つきの蚊取り線香ケースに入れておくことをオススメします。
-
虫よけリング・クリップ
こちらはダイソーさんで購入した虫よけリングです。クリップ式のものもあります。
ユーカリやレモンなどの植物油を使った忌避剤ですのでお子様にも安心です。
スパイラル状になっており、腕や足に付けることができます。
初めは臭いがきついので足に付けることをおすすめします。
チャック付きの袋になっていますので、使用しない時は密閉保存しておくと効き目が長持ちしそうです。
-
虫よけスプレー・ジェル
アロベビーのUV & アウトドアミストは、日焼け止めと虫よけが一緒になったものでとても便利です。
特にお子さんのいるファミリーキャンプにはサッと簡単に日焼け止め&虫よけ対策ができて親御さんも楽ちん!
少々高いですが、我が家でも使っています😊
-
インセクトシールド
インセクトシールドは全体がメッシュ加工になっており、繊維にも虫よけ加工がされています。長袖でも蒸れずに物理的に虫をシャットアウトできるのが良いですね。
大人用もありますが、特にお子さんに着せておいてあげると安心です。
せっかくなので、蜂に襲われやすい黒や紺の商品は避けたいですね。
自然の中にいると普段見ることのない生き物にたくさん出会うと思います。
好奇心旺盛な子ども達に様々な体験を思いっきりして欲しいからこそ
大人がしっかりと危険生物についての知識を持っておかなければなりません。
ケガなく楽しいアウトドアライフを楽しんでくださいね😊